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【5ヶ国目:イタリア】ローマ行きの夜行バスで、スーツケースの盗難に遭った

こんにちは。
きりみです。
6月21日の日記です。



タイトルの通りです。
やられました。
以下、内容を書いていきます。



ベネチアで夜行バスにのり、翌朝6時過ぎにローマのバスターミナル・Tibritinaに到着しました。
疲れていたのか到着直前まで爆睡…。

最後の方にバスから降り、ベネチアで預けたスーツキャリーを降ろそうとすると…



スーツキャリーがありません。



あれ…?と思った瞬間、最悪のシナリオが頭によぎり、血がサーーーーーと引いて行くような気がしました。
盗られたかも…いやこれは多分盗られたわ…。
貴重品や電子機器類は全部手持ちのリュックに入れていたのですが、着替え・靴・化粧品・スキンケア・サプリメントと常備薬など、生活必需品が入った大事な大事なカバンです。

慌てて運転手に「私のバッグがないんですけど!」と尋ねると、「座席にないのか?ないんだったら俺は知らない!」とつっぱねられました。
頭が完全に追いついていない中、この対応にもかなり面食らう。
じゃあバスのカスタマーセンターはどこにあるのか、聞いたらバスターミナルのインフォメーションセンターに聞けと言われ、なんとバスは私を置いてスタコラサッサと出発して行ってしまいました。


WHAT????



もう理不尽すぎて、バスの扉を閉められる瞬間、本当に素で「FUCK!!!!」とドライバーに向かって言ってしまいました。



そして取り残された私。呆然としていると周りの人たちが(うわ〜あの子なんか盗まれたみたい〜…)みたいななんともいえない視線を投げかけてきます。
かといって助けようとしたり、話しかけてきたりするわけでもなく。
この瞬間、居た堪れなさすぎてこの場から消えてしまいたいと思ったものです…。



ここから私のスーツキャリーを探す長い一日が始まります。
※結論を言うと、結局スーツキャリーは見つかりませんでした

①バスターミナルのインフォメーションセンター
(徒歩)
②鉄道駅内の出張派出所
(バス)
③警察署
(トラム)
④ホステル
(トラム)
⑤バスターミナル
(バス)
ホステルに戻る



①バスターミナルのインフォメーションセンター

まずはバスターミナルの窓口に確認。

私「さっき乗ってきたバスで、カバンを盗られたかもしれないのですが、FLIXBUSの窓口か遺失物センターはありますか??」
窓口の男性「え?そんなのないよ。ポリスに行ってくれるかな?」
私「…。ポリスはどこにありますか?」
窓口の男性「すぐそこの駅にあるよ。」

窓口の男性、もう超かったるそうな受け答えだった。
なんじゃお前、ってイライラしたけど、ここは日本ではないのだと自分に言い聞かせてぐっと我慢。



②鉄道駅内の出張派出所

駅に行くと、ホームの横に派出所みたいなところがありました。
私「夜行バスで、カバンを盗られたかもしれないのですが助けていただけないでしょうか??」
ポリス「はあ?バス??ここは駅だから関係ないだろ??」
私「バスターミナルでもおんなじこと言われたんです…。」
ポリス「うーん。でもここは小さい派出所だから、この近くの警察署に行ってくれるかな?」

たらい回しです。笑
簡潔にやりとりを書いてるけど、相手があまりえいごつうじなかったのもあり、ダラダラしててすごい投げやりな対応でした…。
イラつきすぎて、またFUCKと悪態ついたら、「こいつ今ファックって言ったぞ…」みたいな顔された。
そういうのは世界共通だよね。

そして警察署の名前と行き方のバスNoが書いてある紙をくれました。



③警察署本部

バスに乗り、乗っていた人にどこで降りたらいいか聞くと丁寧に教えてくれて、バス停に着いた時ちゃんと教えてくれました。
優しい…。
バス停の目の前に警察署があったのに、バス停前のお姉さんに反対方向の道を行けと教えられ、若干ロスしながらも警察署・commissariato di san lorenzoに到着。

この時で朝8時過ぎだったのですが、まだ開いたばっかりで中に入ってもあまり人がいない。
そして警察官に話しかけると、軒並みみんな英語が話せないからムーーリーーみたいな対応される。

かろうじて英語が話せるらしいおばちゃんが対応してくれたんだけど、私は英語で喋って、相手はイタリア語で返してお互い何言ってるかわかんない…みたいな状況が続いてもうなんか笑えてきました。

うわどうしようかな〜〜と思っていたその時、(ん?もう言葉無理だから絵で説明すればいいのかもしれない…?)と閃きました。
紙とペンを借りてこんな感じの絵を描いて片言のスペイン語の単語で説明。

するとおばちゃん大・爆・笑

「Beautiful, beautifull!!!!」と言って他の警官にも見せて笑っていた。
伝わったかな…?と思っていると「OK,OK!」と言ってどこかからポリスレポート持ってきてくれたー!!!
通じたーーー!!!よかったーーー!!!涙

そいで所々おばちゃんが書いてくれてレポートを作成。
それをおばちゃんが何枚かコピーとってサインして、うち2枚を貰いました。
するとおばちゃん、「Finish! Bye!」と。

これで終わり…?
本当にレポートだけ書いて終わりって感じだった。
色々突っ込みどころ多かったけど、なんかもう疲れていいや…って感じだったのでホステルの最寄駅への行き方だけ聞いて帰りました。



④ホステル
今日泊まるホステルは「Ciak Hostel」です。
メトロの「Manzoni」駅の近くにあります。

やっとの思いで着いて、受付のおばちゃんに事情を説明すると「まあ!!私に何かできることある??」と言ってくれました。
なのでバス会社に電話して遺失物の対応について聞いてもらうことに。
横で電話聞いていたんだけど、「彼女の荷物がなくなったのは彼女のせいではないでしょう。だってドライバーの指示に従って荷物をバスの下に入れたんだから。これはドライバーが自分の仕事をきちんとしていないせいであってバス会社に責任があると思うわ。」ってな感じでクレームをつけてくれて、自分の気持ちを代弁してもらっているようで、涙でてきそうになりました。

乗っていたバスはFlixBusっていうヨーロッパの大手バスだったんだけどなぁ…。
もう完全盗まれたお前が悪いよねってかんじですよね。

結局電話ではどうにもならないのでバス会社のWEBサイトの問い合わせからメールを送って欲しいと言われて電話終了。
ごめんね、、って言われたけどいいんだよおばちゃん!!

でもそのあとロビーやWi-Fiや電話を使わしてくれたおかげで、バス会社にメールを送り、親と連絡も取れ、日本の保険会社にも連絡できました。
ホステルの人がいい人で本当に良かった…。

そして実家に電話した時「なによ〜命が無事だったら全然大丈夫よ〜〜あっはっは!」と励ましてくれた母さんにも感謝です。母強し。



⑤バスターミナル
一通り手続き的なのを終え、もう一回バスターミナルに戻ってバッグを探しに行くことに。
もしかしたら盗んだ犯人が金目のものだけとって残りを捨ててるかもしれない…という可能性にかけてみました。



結果、ありませんでした。
しかも現地に行くと、早朝に盗られた時のみじめな気持ちがふつふつと蘇ってきて、いたたまれなくなったのでざーっとあたりを回って早々に帰りました。



バスターミナルからの帰りにちょっと怪しげな中国人経営の雑貨屋でパンツとタオルを買ってホステル帰宅。



夕飯のピザ。食べながらキッチンにいた韓国人の男の子に話聞いてもらった。



こんな感じでなんだか疲れた1日だったのですが、気持ちを切り替えて旅はこれからも続けます。
だってまだ10日目ですし、ここで屈する訳にはいきません。
まあ本当に大事なものは手持ちのリュックに入っていたので…。



そんなわけで、明日はいきなりカプリ島まで足を伸ばして青の洞窟に行ってきます!
ではでは。